地域福祉活動セミナー
3月10日(金)に地域福祉活動セミナーを開催しました。
墨田区社会福祉協議会(以下墨田社協)では、地域で支えあい活動を行っている人や地域福祉活動に関心がある人、民生委員・児童委員等を対象に、地域活動への理解を深めることを目的とした「地域福祉活動セミナー」を毎年1回開催しております。
今回、すみだボランティアセンターとオンラインでの配信(Zoom)のハイブリット方式で実施し、合わせて39名の方にご参加いただきました。
令和3年度は、新たな担い手育成のヒントを見出すことを目的に、地域で活動している若手の方にインタビューを行い、内容を小冊子にまとめました。今回はその冊子を基に、前半では「次の世代にもつながり続ける地域になるために」をテーマに株式会社エンパブリック代表取締役の広石先生にご講演いただき、後半では冊子のインタビューにご協力いただきました3名の活動者の皆さんと広石先生で対話いただきました。
前半のご講演では、東京ホームタウンプロジェクトや千代田区、日野市の取り組み事例を基に、「つながり」とはギブアンドテイクではなく、目的を共に視て、共に歩んでいく仲間の関係が大切であることや、新しく仲間になってもらうには「わかる・共有する」「話し合う」「見直す」「任せる」ということが大切であるというお話がありました。
後半の対談の中では、活動者の実体験をお話しいただき、それぞれが先生のご講演でお話のあった「新しく仲間になってもらうポイント」を実践されていることが分かりました。
当日ご参加いただいた方からは、「若い人材を増やしていくための切り口が見えた。新しい事を始めてみようと思った。」「新しい人に入ってもらうために、自分たちが忙しいので入ってもらいたいという視点だったので、そうではないということが目からうろこだった。」などたくさんのご感想をいただきました。また、墨田社協に対しても「社協には各地域で持っている資源、人材の情報をほかの地域のニーズと繋げるハブの役割を期待している。」というご意見をいただきました。
墨田社協では今後も地域のニーズに合わせたセミナーを開催していきます。
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