災害ボランティアセンター運営者研修を実施しました。

  • 活動報告
  • 掲載日:2022年04月26日
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災害ボランティアセンター運営者研修の模様

 4月10日(日)・24日(日)の2日間にわたり、墨田区役所にて災害ボランティアセンター運営者研修を実施しました。

 今回の研修は全国社会福祉協議会のモデル研修として企画立案され、関東ブロックの代表として墨田区社会福祉協議会が選定されました。

 当日は地域で活動される町会・民生委員、ボランティア、地元金融機関・企業・福祉施設・区職員、高校生等幅広い分野の方に受講していただきました。併せて日ごろから連携を取っている城東ブロック各区のボランティアセンター職員の受講もあり、総勢60名を超える研修となりました。

 研修は実際に被災地で災害ボランティアセンターを運営した経験のある岩手県社会福祉協議会、石巻市社会福祉協議会、倉敷市社会福祉協議会の職員が講師となり、初日は災害および災害ボランティアセンターに関する基礎知識と心得を学びました。

 近年の災害に関する動向として、自然災害の頻発化、激甚化、被害の広域化がみられるということと、コロナ禍であったり大規模災害では被災地外からの支援が困難になることが想定され、地域の様々な担い手の参加と協力により災害ボランティアセンターを運営することが望ましいというお話がありました。災害後のボランティア活動は力仕事のイメージが強いのですが、力仕事ばかりではないということや、災害ボランティアセンターの運営面で地域の方に活躍いただける役割が多々あるということも学ぶことができました。

 2日目の研修は、災害ボランティアセンターの運営にあたって必要な役割の実践や、災害ボランティアセンターのレイアウトの検討演習を行いました。

 墨田区災害ボランティアセンターの設置場所は社会福祉協議会施設を第1候補としていますが、今回は社会福祉協議会施設での災害ボランティアセンター設置が困難なため、墨田区職員災害対策マニュアルに基づき、墨田区役所の1階食堂にボランティアセンターを設置するという想定での検討演習となりました。

 受講者ははじめに区役所1階の食堂の状況を確認し、その後受付班、オリエンテーション班、マッチング班、資機材班、送り出し班のそれぞれの役割の解説を受けた後に、班に分かれて実演演習を行いました。

 レイアウトの検討演習では、10のグループに分かれて、災害ボランティアセンターのレイアウトを作成しました。各グループごとにこれまでの講義や実演演習を踏まえ、工夫を凝らしたレイアウトを作成し、グループごとに発表を行いました。

  受講された方が真剣に講義を聞いてくださり、グループ演習では積極的に意見交換されたことが強く印象に残りました。 今回の研修を通じて、「災害ボランティアセンター」への理解を深めていただけたのではないかと思います。

 また、今回は墨田区社会福祉協議会の約半数の職員が受講しました。地域の皆様とともに演習を行ったことで、気持ちを新たに災害について取り組む機会を得ることができたのではないかと思います。

 墨田区社会福祉協議会では、これからも地域の皆様とともに、災害ボランティアについて理解を深めることができる講習や訓練を実施しますので、その際はご参加いただければと存じます。

 最後に今回の研修を受講いただきました皆様、運営に携わっていただいた関係者の皆様に感謝を申し上げます。

 

 災害および災害ボランティアセンターの基礎知識について講義を受ける受講者の模様 

 災害ボランティアセンターでの受付班の演習の模様

 災害ボランティアセンターでの資機材班の演習の模様

 災害ボランティアセンターレイアウト検討演習の模様

 レイアウト検討の発表の模様 

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